更新日:2018年11月28日|公開日:2016年8月3日

重要なスピーチを任されたときなど、原稿をしっかり準備したために、かえって棒読みになることがあります。

とくに大舞台でやりがちなことです。棒読みになって、聴衆の冷たい反応を感じると、スピーチをしながら自分の緊張感が強まってしまいます。

そうなる前に考えておきたいのは、スピーチの準備の仕方です。
以下のA、Bの書き方を比べてみてください。

A 作文の書き方
昨日、デパートの食品売り場に行くと、以前から探していた限定品のお菓子があったので、ラッキーと思って購入しました。
B スピーチ原稿の書き方
昨日のことですが、デパートの食品売り場に立ち寄りました。
そこに、以前から探していた限定品のお菓子があったんです。
ラッキー!と感じた私は、つい買ってしまいました。

スピーチでは、Bの書き方を目指したいところです。
ポイントは、一文( 。で区切るまでの範囲)に、色々な情報を詰め込まないこと。
また、人に語りかけるような会話調の伝え方にすることです。

Aの書き方も不自然ではありませんが、実際に話すと棒読みになりやすいです。
(AとBを読み比べてみると分かります)
Bの書き方のような会話調の表現を、レッスンでは「話し言葉」と呼んでいます。

話し言葉に慣れていないときや、とても重要なスピーチを任されているときは、原稿を準備して内容を点検してみるとのがよいでしょう。 原稿はもちろん、Bの書き方のように、話し言葉で用意するのがオススメです。

ちなみに、話し手がスピーチの最中に次の展開を忘れてしまうことがありますが、その多くが、一文の中に色々な情報があるときです。
複雑な情報をひと息で伝えようとして、言い終わると疲れたり、混乱したりしています。

ぜひ、会話調の「話し言葉」を意識してください。

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この記事について

【執筆者】古垣博康
【略歴】株式会社ワクリ代表。NHKの番組制作や番組サイト運営に携わりながら、NPOの話し方教室で講師を5年間担当。
現在は話し方のプロアドバイザーとして、話し方のお悩みに役立つレッスンを開催しています。
産業カウンセラー、認知行動心理士。家族は妻と子、猫2匹。
うちの猫
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