更新日:2019年8月15日|公開日:2018年8月8日

昇進・昇格試験に「分析発表演習(Analysis & Presentation)」を導入する企業が増えています。当会の受講者からも「昔は無かったけど、近年導入されたんです・・」という声もお聞きします。

背景としては社会の変化に対応する管理職の自律性が必要とされることや、演習がロールプレイの役割を果たしてマネジメント力や情報リテラシーを評価しやすいことなどが考えられます。

演習内容と取り組み方のコツについてご紹介します。

分析発表演習とは

仮想のケースを元に経営状況を分析して、方針(戦略)をまとめ、発表するものです。
そのプログラム性を反映して「方針立案演習」と呼ばれることもあります。

仮想のケースとは、「改革が必要な○○部門」「成績が低迷している営業所」などです。
受験者は管理職として、改善策を考える役に挑みます。

試験は基本的に以下の2ステップで実施されます。

分析・レポート作成

出題資料には、自社や競合他社、ユーザーに関する情報など、詳細が分かるように記載されています。
分析やレポート作成に使える時間は2~3時間ほどです。情報を分析し、今後の経営方針をまとめたレポート作成までを行わなくてはなりません。
レポートは、「PowerPointなどのスライドデータ」、あるいは「模造紙」にまとめるケースがあります。

発表

自分自身が管理者の設定で、プレゼンテーションをします。
役員会におけるプレゼンなど、役職に応じて発表の場面も設定されていることが多いです。

役割を意識して、場面にふさわしい、落ち着いた発表の仕方を心がけたいものです。
発表に使われる時間は、1人あたり10~15分です。

評価を見据えて、とくに意識したい点

情報分析力重点課題の設定力管理職としてのコミュニケーションスキルなど、様々な点が評価されます。とくに以下の点に注意してみることをお勧めしています。

垂直思考でプランを描く

水平的に「AとBとCの課題に取り組む」などと対策を並記するのではなく、限られた予算やマンパワーを、何に注げば最大の改善策に結びつくのか。

「選択と集中」とも呼ばれますが、資料をもとに適切に情報を選び、効果的な解を導くスキル(=垂直思考)が必要です。

管理職としてチームや部署の舵取りを任せられるだけの、事業センスが問われます。

発表のテクニック

プレゼンの構成イメージを持っておきましょう。また、大切なのは構成のフレームを決めるだけでなく、わかりやすさを意識して、各章におけるコアメッセージを設定し、余計な説明は引き算を心がけることです。

発声についても意識を。伝わりやすい声の大きさや速さを、普段から意識してトレーニングしておきましょう。
それだけでも、管理職らしい印象に近づきます。
また、モジモジ動かす「手クセ」などは避けて、プレゼンにふさわしい落ち着いた基本姿勢を決めて挑みましょう。



こうした発表に慣れていない人にとっては、厳しい試験ではありますが、「自分の伝え方や事業センスを磨き直せる機会」と感じる方も多いです。

ぜひ、事前のトレーニングで管理職にふさわしいスキルを培ってください。




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この記事について

【執筆者】古垣博康
【略歴】株式会社ワクリ代表。NHKの番組制作や番組サイト運営に携わりながら、NPOの話し方教室で講師を5年間担当。
現在は話し方のプロアドバイザーとして、話し方のお悩みに役立つレッスンを開催しています。
産業カウンセラー、認知行動心理士。家族は妻と子、猫2匹。
うちの猫
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