公開日: 2019年2月21日

会話のキッカケが分からないタイプ

雑談は「人間関係の潤滑油」とも言われます。

しかし、距離感のある人と「会話をどうやって始めたらいいか分からない・・」という人は、わりと多いものです。

代表的なタイプを2つ紹介します。


沈黙タイプ

沈黙タイプのAさんの会話

Aさん「・・沈黙・・」

Cさん「最近、何か面白いことありました?」

会話の始め方が分からず、沈黙するタイプ。

沈黙して相手の主導権に従っていると、人間関係が深まっても相手まかせな関係性が残ってしまうことがあります。


一方的に話すタイプ

一方的に話すBさんの会話

Bさん「私、ボルダリングを始めたんです」

Cさん「あー、あの岩をのぼっていく…」

Bさん「そうそう、前からやってみたくって」

Cさん「ふーん・・・」

積極的に話してはいるものの、唐突に関心事を語り出すタイプ。

相手が話題に乗ってくれないと、今一つ完全燃焼を味わえません。

相手も付き合っていて疲れてしまうことがあります。


なぜ、会話のキッカケを掴めないか

現代は趣味や仕事などが、細かく分かれています。

だから、「自分と似た人でないと話しにくい」。

そんな感じ方をする人も、中にはいるかもしれません。

もちろん、親しい相手であれば、思うままにしゃべることも、ある程度は許容されます。

問題となるのは、深い付き合いに至っていないときの会話のキッカケ。

お互いが関心をそれなりに持てて、楽しめる話をすることが必要です。

会話のキッカケ次第で、そんな時間を過ごすことができます。


メタの意識を心がける

メタとは「高次」という意味です。

高次のキーワードを使って会話を始めるほどに、相手が話しやすい余地が生まれます。

例えば、ボルダリングよりもメタな言葉は「スポーツ」。


「最近、ボルダリング始めたんですよ」
     ↓
「最近、スポーツ始めたんですよ」


こんな風に会話のキッカケを高次の言葉に置き換える。(=一般化する)

すると、その後でボルダリングの話に終わらず、相手自身が楽しんでいるスポーツの話もしやすくなります。

言いたいことをズバリ伝えるコミュニケーションと比べると、多少の遠回り感があるかもしれません。

しかし、距離感のある人との会話のキッカケなら、こうしたメタワードで始めるのがちょうどよいくらいです。

例えば季節に関わる言葉もメタワードです。

「正月」「夏休み」などのイベント、「花粉症」「インフルエンザ」などの悩み。

こんな風に、個人の意思に関係なく、つい巻き込まれてしまうことや影響を受けやすい出来事。

これも、相手と自分が話しやすい高次の話題と言えます。

サービス業で話し慣れている人は、メタワードで話を展開するのに慣れています。

自分でも、行きつけの飲食店や美容院などで、「正月はどうされるんですか?」など、お店の人に話題を振ってみる。

そんなことからメタワードの会話に慣れていけるかもしれません。


ちなみに単に一般的な話題を選ぶだけでは、自分の関心のないジャンルだと会話が弾みません。

ある程度は自分の興味に根差して、メタなキーワードを考えること。

また、なるべく相手の話を引き出すことも大切です。


こうした会話を続けるうちに、「どのようなメタワードで会話を始めると、相手と盛り上がれるのか」という勘所が掴めてきます。


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この記事について

【執筆者】古垣博康
【略歴】株式会社ワクリ代表。NHKの番組制作や番組サイト運営に携わりながら、NPOの話し方教室で講師を5年間担当。
現在は話し方のプロアドバイザーとして、話し方のお悩みに役立つレッスンを開催しています。
産業カウンセラー、認知行動心理士。家族は妻と子、猫2匹。
うちの猫
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