私が話し方教室に通い始めたときのことです。
自分がよく知っている分野についてスピーチで紹介したら、担当講師からこんな講評が。
「そーんなものが、何の役に立ちますか」
あとからよく考えると、聴衆の関心を良く考えず、自分の知っていることを、ただ人に伝えたいだけのスピーチだったなと感じました。
何かを知っていると、話したい欲求が高まりますが、それは「誰かに認めてほしい」あるいは「自分自身を認めたい」という欲求と紙一重です。
このときは話し手としての私の幼さに、担当講師が反応されたのだな、と感じました。
話の内容が、どれほど他人に響くか、どんな印象を持たれるかは、本を読むだけではわかりません。
実際に話す場に立って、人からのフィードバックを受けることでやっとわかります。
そうした経験を短い期間で積めるのが、話し方教室です。
自分の話し方はもちろんですが、他人のスピーチも聞いて、どのような講評がされるかに関心をもってみてください。
短い期間で、話す経験値がたまっていきます!

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この記事について
【執筆者】古垣博康
【略歴】株式会社ワクリ代表。NHKの番組制作や番組サイト運営に携わりながら、NPOの話し方教室で講師を5年間担当。
現在は話し方のプロアドバイザーとして、話し方のお悩みに役立つレッスンを開催しています。
産業カウンセラー、認知行動心理士。家族は妻と子、猫2匹。
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