公開日: 2022年9月8日

当会には、朝礼の1分間スピーチや2分間スピーチ、経営者の朝礼スピーチについてのお悩みが、よく寄せられます。

とくに多いのが「ネタ探しで困る」「自分の話が面白くない、組み立てが分からない」「緊張しやすくて堂々と話せない」といったご相談です。

この記事では、朝礼スピーチ向けに、事前の用意と緊張対策をご紹介します。

ネタ探しのコツ

朝礼スピーチは大きく分けて、「テーマあり」「自由題」の2つの開催方法があります。
それぞれ、ネタ探しのコツをご紹介します。

「テーマあり」の場合

よく、「話しやすいテーマと、そうではないテーマがある」とお悩みをお聞きします。話しづらいテーマの場合は、情報不足

まずは、ネットや本、奥の手としては「知人」などから情報を集めましょう。そのうちに、お題のテーマと、自分の体験の接点が見つかりやすくなります。

たとえ時間が掛かっても、脳の記憶を掘り起こすように、粘り強く探すことが肝心です。
当会のレッスンでは、短時間で探せる方法もご紹介しています。

「オンライン」「東京都 大崎の教室」で学ぶ
速習! 人前での話し方 基礎講座(全4回)

「自由題」の場合

自由題のネタ選びには、大きくわけて2種類の方法があります。


  • A)自分の外から収集
    例)本、インターネット、テレビ、映画、ラジオなど
  • B)自分の内(経験、思考)から収集
    例)仕事や趣味、特技、季節のイベント、休日の過ごし方、家族話、感情を刺激されたことなど

Aの収集法のメリットは、話にボリュームを出しやすく、価値ある話も比較的、作成しやすいことです。

ただし、デメリットは、「情報集めで疲れやすい」こと。世の中の大量の情報から、スピーチに適した材料を探すのが大変なことがしばしばあります。

Bの収集法は、構成に慣れれば「ネタを見つけやすい」ことがメリットです。ただし、自分で情報を一から構成する難しさはあります。ただ、慣れてくると、情報の編集によって、聴衆に楽しんでもらったり、価値ある情報を提供できたり。そんな、楽しさも生まれます。
コツとしては、体験から何を得たか。あるいは、体験から得たことを、仕事や人生にどう生かせるか。そうした視点があると、話に深みが増して、何気ない体験談が聞き甲斐のあるスピーチになります。

話しやすく、聞きやすい「構成感」

よく「起承転結」を意識する人がいますが、もともと漢詩の世界の構成法。
あまりこだわる必要性はありません。

当会では、序論、本論、結論の3部構成をお勧めしています。

3部構成
1.序論・・・話の導入、あるいはメッセージ紹介
2.本論・・・具体例と結論への流れ
3.結論・・メッセージ紹介
3部構成のスピーチ構成例
1.序論・・・先月、伊豆を旅行した話をします。
2.本論・・・あちこちに足を伸ばしましたが、伊豆で作られた黒ビールを飲んだのですが、これがウマイ。
珍しい味でした・・体験が続く・・
3.結論・・ネットの検索では見つからない、思わぬ出会いが旅にある。そんな話をしました

例えば、本やネットから得た情報は、「調べれば、誰でも分かること」です。その情報だけでは、「ここだから聞けた」というお得感は無いことがあります。しかし、結論として自分なりのメッセージ(所感、意見、提案)が加われば、オリジナルの情報性が生まれます(例えば、仕事にどう生かせるか、など)

また、話の面白さは、ユーモアだけでなく、「具体例」の描写があることで生まれます。
例えば「旅先の空を見ながら、ビールを飲んだ様子」などを描くことで、聴衆は話し手の経験を追体験できます。

なお、当会のレッスンでは、「話を膨らませる方法」「情報整理」「メッセージを生み出す技術」なども磨いて頂けます。

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本番で成功率を上げる「練習」

まず、「声に出して練習すること」がお勧めです。声に出すと、書いた内容が「知識」から「経験」に変わります。知識記憶と違って、経験記憶は思い返しやすい情報だと言われています。

ただし、「本の文章などを、長く引用する」と、さすがに自分自身で覚えるのが困難になります。
聴衆も、聞いていて、あまり印象に残りません。「知識の情報」は、記憶しづらい性質があります。
あらかじめ、引用の分量を調整するなど、配慮しておきましょう。

また、オンラインで朝礼スピーチをする場合は、わりと「原稿を見ながら話せる」というシチュエーションの人も多いかもしれません。
その場合も、全体の流れをなんとなく暗記して言える程度は、声を出して練習しておくと、本番の安定感が違います。

また、会社などで話す時は、移動する、一礼をするなど動作もスピーチの一環です。慣れておかないと、本番で自己注目(自意識)が高まり、余計に緊張することがあります。動作もそれとなく、練習しておきましょう。

緊張対策

緊張が激しい場合は心理療法がお勧めですが、ご自身で取り組むなら以下の方法がお勧めです。

1)失敗してもいいので、「大事な部分を伝えたい」という欲を持つ

失敗してもよい。そのときは、メモを見て話そう。というくらいで良いのです。

実際に、朝礼スピーチであれば、聴衆はちょっとした失敗をされても、それほど困るわけではありません(経営者なら、少し話は違いますが)。
完璧主義にならず、むしろ「ここは伝えたい」という話の要所を伝えられるよう、心づもりしておきましょう。

2)時間を決めて練習する

練習をやりすぎると、安全確保行動といって、自分の力を信じずに、極限まで失敗する可能性を消したくなることがあります。

この行為は、知らぬ間に「実際の自分は、人前に立つ力が無い」という不安を高めることがあり、練習をしてもしても、満足しません。
やり続けるのではなく、時間を決めて練習をすること。また、そのためには前項でご紹介した「失敗してもよい」という心構えも大事です。

朝礼スピーチの対策ができるレッスンがあります。

当会のレッスンの一例をご紹介します。

速習! 人前での話し方 基礎講座

人前で余力のある話し方をするための学び「自分の体験をもとに、メッセージを定めて話す」コツを、全4回で学べる個別レッスン。

頭の中の情報整理情報構築の基礎を、スピーチ作りを通して学べます。「構成」や「話の膨らませ方」も、学べるコース。講義は動画で事前視聴、トレーニングは講師とマンツーマンで開催します。

なお、こちらの相談メニューでレッスンの体験受講が可能です。

あがり症改善 自分と向き合う認知行動療法

話し方の相談について、カウンセラー資格を持つ講師がサポートします。過去の失敗経験がトラウマとして残る人や、他人の評価が気になる人に、お勧めのコース。

緊張感を起こしやすい思考のクセを見つめ、緊張感を改善していきます。

また、体の震え声の乱れ赤面多汗などの症状を緩和するメンタルワークも行っています。

企業向け スピーチ研修

企業研修も開催可能ですスピーチ作りを通して、「伝わる言葉選び」「情報の組み立て方」をレベルアップして頂けます。スピーチの「聴衆を満足させる勘所」は、ビジネスのコツにも通じています。社員の話し方を養成にご活用ください。


執筆者

【執筆者】古垣博康
【プロフィール】株式会社ワクリ代表。NHK(総合、Eテレ)の番組制作や番組サイト編集に携わりながら、話し方団体で講師を務める。現在は話し方講師、スピーチライター、認知行動療法&産業カウンセラー。
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