更新日:2022年6月21日|公開日:2019年2月7日

自分の言葉とは

ビジネスの現場で、こんなセリフを耳にすることがあります。

「自分の言葉で語らないと、相手には響かないよ」

この「自分の言葉」とは何なのか。

対になるのは「借り物の言葉」であり、そのニュアンスを比較してみます。


借り物の言葉

言葉や情報の要点を掴めず、なんとなくの理解で語っている状態。

芯から理解していないので、聞き手に合わせて表現を変えることや、さまざまな場面でその言葉を使いこなせない。

「自分が受け取った言葉や情報を、そのまま誰かに渡している」

聞き手からすればそんな印象。

自分の言葉

言葉や情報について、要点(=つまりどういうこと?)を掴んでいる状態。

だから、聞き手に合わせて、別の表現で分かりやすく言い換えることや、さまざまな話の場面で使うことができる。

そもそも、言葉とは誰かが考えたものなので、「その多くは借り物に過ぎない」と解釈できます。

借りた道具に過ぎないからこそ、自分が使いこなせるよう、立ち止まって考えること。

そのうちに借りた道具についての理解や、アレンジの仕方が分かって、自分の手足のように使える。

それが「借り物感」を脱却できた状態(=「自分の言葉」を使えている状態)です。

「自分の言葉」は、なぜ必要なのか

ポイント

・物事の理解が深まり、他人にわかりやすく話せる

・周囲の信頼感や安心感につながる

前項で紹介したように、物事の要点を掴んだり、表現をわかりやすく言い換えたりできるのが「自分の言葉」にできているということ。

わかりやすさから、自分と周囲との間に、円滑なコミュニケーションが生まれます。

また、話し手の印象にとってプラスに働くことがあります。

情報の要点を掴めて、適切な言葉で表現できること。

それが、「情報をよく理解してくれる」「要点を分かりやすく語れる」という周囲からの信頼感にも繋がるのです。

自分の言葉を磨くには

ポイント

・言葉や情報を見聞きしたら、「つまり、どういうこと?」を考える

・アウトプットの機会を増やす

・あとから、自分の表現を振り返る

言葉や情報を見聞きしたら、「つまり、どういうこと?」を考える

インプットにひと工夫がコツ

自分の言葉を磨くために、語彙を増やすことは別に重要ではありません。

むしろ、日常で触れる言葉や情報について、その要点を掴めること。

情報を整理して、「つまり、どういうこと?」を表現できるかどうか。

要点を掴めているかどうかは、人に話すことで確認できます。

アウトプットの機会を増やす

自分の言葉で発信する習慣を持つ

アウトプットの機会を増やすのもお勧めです。

例えば日常の中で、友人や家族に向けて、より相手にわかる伝え方を工夫する。

本の感想をブログやSNSに書いてみる。

言葉を使うアウトプットの場面を増やして、そこで適切な表現を探そうとする気持ちが大切です。

悩んだり考えたりするほど、要点を掴む力や言葉のアレンジ力が増します。

あとから、自分の表現を振り返る

冷静に言葉を点検する習慣はありますか

ただ言葉を考えるだけでなく、適切な表現だったかどうかを、あとでよく振り返ることも重要。

そのためには他人がどのように受け止めたかを知ること。あるいは、時間をおいて頭と気分をリセットしてから言葉を見つめ直すこと。

まとめ

今回、最後にご紹介した、「自分の言葉を磨くポイント」は以下です。

・言葉や情報を見聞きしたら、「つまり、どういうこと?」を考える

・アウトプットの機会を増やす

・あとから、自分の表現を振り返る

これらは大げさなことではなく、普段の受信や発信に、意識的に取り組むことでもあります。

言葉や情報の要点を掴み、相手にわかる表現に変えて伝えられること。

それは、人前で話すときの自信にも繋がります。

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執筆者

【執筆者】古垣博康
【プロフィール】株式会社ワクリ代表。NHK(総合、Eテレ)の番組制作や番組サイト編集を担当、話し方を10年以上研究。現在は話し方講師、認知行動療法カウンセラー。
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