更新日:2022年9月3日|公開日:2022年8月24日
こんな実感はありますか?
・プレゼン後、「聴衆によく伝わった」という手応えが薄い
・内容が散らかりやすく、ポイントの訴求力が低い
・聴衆を引き込むような話し方が難しい、早口になる

当会では、プレゼンテーションについて、様々なご相談をお受けしています。
この記事ではよくあるお悩みと、その対策をご紹介しています。

言葉の使い方(伝わりづらい表現)

話し慣れている人でも意外と多いのが、抽象度の高い言葉を使うこと。
漠然とした言葉になり、聴衆の解釈が混乱したり、幼い印象に見えたりすることがあります。

抽象度が高い言葉の例

業務の中で成長を感じられない。そうした経験はないでしょうか。

下線部における「成長」とは、「人としての総合的な成長」か、あるいは「スキルの成長」なのか。漠然としています。

言葉や文に、適切な具体性を盛り込む。よりよく伝えるために、磨いておきたい基礎力です。

構成感・論理性

「要点」「裏付け」を語る

プレゼンテーションにおいて、「結局、何を伝えたいのか」という要点を提示する力は重要です。示さない場合、聴衆は、ただダラダラと続く話を聞かされることになります。

また、要点を裏付ける、「事例」「根拠」「理論」「必要性」なども、必要に応じてしっかりと語ります。

わりと多いのが、要点や結論まで、飛躍した話をするケース。発想が散らかりやすい人に、多く見受けられます。冒頭から終わりまで線で繋がるような、丹念な語りが必要です。

情報の引き算

意外と苦手な方が多いのが、「情報の引き算」
聴衆の頭があふれかえるほど、多量の情報を語る人がいます。

むしろ、無駄な情報を削るほどに、伝えたい情報が強調され、聴衆の印象に残ります。
「冗長な箇所」「無くても伝わる要素」は、しっかり引き算をしておきましょう。

声の表現

早口で伝えるのはNGです。
聴衆は短期記憶で情報を蓄えて、情報の検証をしつつ、話を聞きます。
そのため、話を理解できる速さや、間のとり方が重要です。

また、棒読みだと、重要なキーワードが聴衆に伝わりません。
適度に抑揚をつけるなど、プレゼンテーションに盛り込んだニュアンスを、聴衆が受け取りやすいよう、話し方を工夫しましょう。

スライド、資料はシンプルに

学習心理学の成果を元に、教育における教材作成では「認知負荷」に配慮することがあります。
理解の邪魔となる視覚要素を加えずに、楽に情報を受けとってもらえるデザインやレイアウトを意識することです。

これは、プレゼンテーションのスライドや資料の準備でも同様。

また、文字は短くまとめて、「読んでもらって分かる」ではなく「パッと見て分かる(頭に入る)」くらいの仕上げ方をするのがお勧め。

さらに、話とスライドの一体感も大事。聴衆は先にスライドを見て、それから話を聞くことが多いです。そのため、話がスライドの流れから逸脱すると、聴衆はとたんに混乱したり、ストレスを感じたりします。

当会では、今回ご紹介したポイントについて、基礎からしっかり学べるレッスンがあります。

「オンライン」or「東京都の教室」で学ぶ
〜レッスンを選択して頂けます〜
説明力を磨く 個別レッスン
(プレゼンテーションの実力を磨く)
人前での話し方 事前リハーサル(1〜3回)
(プレゼンテーションの本番対策)

執筆者

【執筆者】古垣博康
【プロフィール】株式会社ワクリ代表。NHK(総合、Eテレ)の番組制作や番組サイト編集に携わりながら、話し方団体で講師を務める。現在は話し方講師、スピーチライター、認知行動療法&産業カウンセラー。
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