更新日:2022年5月27日|公開日:2019年3月22日

スピーチが控えているとき、こんな気持ちになることはあるでしょうか。


・注目されることが怖い

・経験が乏しいせいか、危機が訪れたと感じる

・自分自身や話の内容に自信がない


これらは不安警戒心と言える感情です。

話す前からこうした感情で、頭が一杯になっていると、脳の作業台(ワーキングメモリ)を一杯にします。

すると作業台を効率的に使えなくなり、準備期間に良いアイデアが浮かばないとか、本番時のパフォーマンス低下を招く可能性があります。

緊張は誰しも味わうことですが、その感情に飲み込まれないことは、あがり症を克服していくための、大切な過程です。

それでは、自分の感情とどのように向き合うとよいのでしょうか。

感情の受け止め方や、ポジティブな感情の利用の仕方については、以前に記事を書きました。

今回、ご紹介するのは、準備の最中に気分を変えること。

シンプルなことですが、「内容」や「声の伝え方」に意識を向けて準備していくと、

「自分の話を、聴衆にどんな風に楽しんでもらうか」

というイメージが出来ていきます。

すると、不安だけでなく、頭のどこかに「本番を前向きに楽しむ」という意識が生まれます。
(話す時間に対する「怖れ」ではなく、「愛情」に繋がります)

今回ご紹介している向き合い方は、ビジネスにおける、「感情のセルフマネジメント(自己管理)」とも通じるものです。

自分の感情を受け止めつつ、「ストレスのあること」や「興味の無いこと」に、丁寧に打ち込めるか。充実感を見いだせるか。

例えば仕事でトラブルが起きたとき。

トラブルが起きたら、あなたはこんな風になっていませんか? 自分の日常を振り返ってみましょう。

あなたは、どのような感情を、どの程度、味わうでしょうか。

「不安」や「危機感」が強くて引きずる人は、自分の感情で頭が一杯になりやすいタイプ。

不安を感じつつも、自分が感情の責任者になった気持ちで、荒れた感情を受け止め、今できることに意識を向けていく。

それが、感情に支配されない心の在り方に繋がります。

話し方のワークでも、感情に流されず、受け止める方法を体験できます。

教室のレッスンで体験して頂けるワークは、適度な緊張感はありながらも、「今やること」に意識を向けて、集中する練習でもあります。

ぜひ、レッスンを通して、技術だけでなく、感情のマネジメント力も強化してみてください。

もし、どうしても緊張感が激しい場合は、カウンセリングなどの他力を利用しながら、緊張を強めている原因を探ってみるのがお勧めです。

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執筆者

【執筆者】古垣博康
【プロフィール】株式会社ワクリ代表。NHK(総合、Eテレ)の番組制作や番組サイト編集に携わりながら、話し方団体で講師を務める。現在は話し方講師、スピーチライター、認知行動療法&産業カウンセラー。
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