更新日:2025年10月16日|公開日:2023年11月8日
こんなお悩みはありますか?
伝えることが苦手で、人前で話すのは恥ずかしい
発表する内容に対する、意欲が今ひとつ
自分は目立つことが似合わないし、人前で話すことがストレス

「伝える」ことの苦手意識があるゆえに、人前に出づらい

こうしたお悩みは非常に多いもので、過去に3,000人以上の皆様をサポートしてきた当会でも、よく頂くご相談の一つです。

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古垣講師

伝える自信の乏しさは、人前で話す際の様々なストレスにも繋がります。

苦手意識にどのようなものがあるか、そしてどう対策すると良いのか。
この記事にまとめています。

伝えることが苦手で、人前で話すのは恥ずかしい

誰もが「自信のないもの」を他人には見せたくないものです。

だから、伝えることの苦手意識があると、人前で話を披露するときにプレッシャーを感じます。

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古垣講師

とくに、うまく話せるか、きちんと伝わるだろうかと心配に思うなど、「予期不安」を抱きがちです。

さらに本番で注目されると不安が増大し、緊張による諸症状に繋がる人もいます。

ただ、伝えることの苦手意識は、変えていけるものです。

講師である私自身も、以前は伝える自信が無くて、人前に立つことに慎重になっていた時期があります。

しかし、伝え方を一歩ずつ磨いていった結果、聞く人のために適切な伝え方を考えることは、取り組み甲斐のある作業になりました。

「今日はどう伝えたら、皆さんが理解しやすいだろう」と、考えることを楽しめるようにもなりました。

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古垣講師

これは場数と言うよりは、技術を磨いたことで、確かな自信が備わったように感じます。

また、技術を磨くには、他人からのフィードバックをもらうこともお勧めです。

客観視することで、伝える技術は格段に向上しやすくなります。

発表する内容に対する、意欲が今ひとつ

このケースは怠惰なわけではなく、その人の特性を含めた、関心の抱きづらさが関わります。

例えば、単調な作業に面白みを感じられない、という場合です。

誰でもできるような「原稿を読むだけ」「何気ない進捗を報告するだけ」といった作業がどうにもニガテ。

話しながら「こんな話で、聞く人は満足できるのだろうか」など、自分で焦り始めてしまう。

そんな中で緊張感が高まり、話すパフォーマンスを崩してしまう例があります。

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古垣講師

とくに、淡々と伝える場面に苦手意識を持つことが多いです。

もう一つは、発表する題材(内容)への関心です。
例えば、意欲を持ちづらい役割や仕事に向き合う場合。または、こだわりが強い特性であり、興味範囲が限られている場合も、発表内容に関心を抱きづらいことがあります。

本来、周囲からの注目の圧に負けないためには、「自分の内側」から話したいというエネルギーが湧いてくること。そうやって、プレッシャーに押し負けないだけの意欲を持つことが大切なことがあります。

しかし、発表する題材に関心が乏しい場合、プレッシャーに対抗するだけのエネルギーが不足してしまいます。

これらの対策は、発表の仕方や内容を工夫することが、一つの道です。

これは、実際に当会を受講されている皆様も実感されることが多い点です。

案外、関心がないことは、その物事に詳しくなる(解像度が上がる)と、やりがいに気づけることがあります。

あるいは、「自分がやるからには、面白い発表にしてやろう」と思えると、声の工夫や、内容の工夫に注力しやすくなります。

そうしたエネルギーが湧くと、緊張に負けないで話しやすくなります。

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心が受け身な状態だと、こうした工夫が難しくなります。

自分は目立つことが似合わないし、人前で話すことがストレス

目立つことを避けたい人の声
自分は2番手の立場にはなれるけど、先頭に立つのが似合わない。
リーダーのもとで参謀的な役割をするのが得意。

こう感じる背景には、自分が前面に出ると、うまく立ち回れないと感じる。

また、注目されるなど、目立つ行動はニガテ。そうした気持ちの傾向が関わることもあります。

この際は、些細なことで良いので、

  • 自分が話をして、他人が少しでも笑ってくれる」
  • 「情報を共有すると、助かったと言ってくれる」

こうした、他人が反応してくれる経験を積むことは大事です。

もともとは、「人前に出ること」「リーダー的な立ち位置になること」のハードルを上げてしまい、「自分には向いていない」と感じてしまったのかもしれません。

ですが、「自分の話で人が喜んでくれる」という実感を持てると、「話の影響力」を実は自分が持っていることに気づきやすくなります。

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「自分の話の影響力」をわずかでも実感できると、話すことに積極的になっていけます。

まとめ:「伝えることが苦手」を乗り越える

伝えることの苦手意識を感じるので、人前で話すのは恥ずかしい

他人からフィードバックをもらいながら、伝え方を磨いて自信をつける

扱う内容が心から話したいことではなく、意欲が今ひとつ

自分がやるからには面白い話にする気持ちで取り組む。物事に詳しくなるうちに関心を持つこともある。

自分は目立つことが似合わないし、人前で話すことがストレス

→些細なことでも良いので人に情報を伝えて反応をもらい、自信を高める。

緊張対策をしたとしても、今回ご紹介したような苦手意識が強いと、なかなか話すことに前向きになれないことがあります。

ぜひ、根本にある伝え方を点検してみることも推奨です。

執筆者

【執筆者】古垣博康
【プロフィール】株式会社ワクリ代表。NHK(総合、Eテレ)の番組制作や番組サイト編集に携わりながら、話し方団体で講師を務める。現在は話し方講師、スピーチライター、認知行動療法&産業カウンセラー。
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