更新日:2021年5月18日|公開日:2019年1月21日

人は、聴衆の前で話すとき、様々な能力を使っています。

  • ・アタマの情報整理力
  • ・大きめの声で話す身体的な力
  • ・緊張感に向き合う力

伝え方を工夫し、プレッシャーに負けないよう心身を高ぶらせている状態です。

親しい人とリラックスして話す状況とは違い、心身に負担が掛かりがちです。

人前で話す様子

教室などで話す練習をすると、しばらく人前で話すことに免疫がついているような感覚で、ラクに話せることがあります。

しかし期間が空くと、免疫が薄れるように、苦手意識や心身の硬さが復活してしまう。
そんな感覚を覚える人が多いようです。

人前で話すチカラを維持するには、どうしたらよいのでしょうか。

仕事などで、人前で話す機会が週のうちに何度もあれば、パフォーマンスを維持しやすいと感じるでしょう

それほど話す機会が無い場合、日常生活の中で「慣らし運転」のように話すことを体験しておくのがお勧めです。

ボイトレの様子

例えば、教室を受講している人の中には、自宅で普段からボイストレーニング、あるいは音読をしている方もいます。

それは練習というだけでなく、人前で声を出すための身体の慣らし運転になります。

ほかには、普段から面白いと感じたことを短い話にまとめてみる。

すると、頭の情報整理の訓練になります。

(私も講義に出る前は、何でもいいので一つスピーチを考えて、情報整理のウォーミングアップをします)

ほかに、人前で声を飛ばす感覚をつかむために、例えば出勤したら、ちょっと離れた場所に居る人にも挨拶をしてみる。
(人見知りの方は恥ずかしいかもしれませんが)

店内の奥

それが難しければ、例えば店や病院を出るときに、スタッフさんに向けて「ありがとうございました」「また来ます」「どうもー」などの声を部屋の奥に向けて出してみる。


そもそも、「人前で声を出しにくい人」「緊張感が過剰な人」は、心理面を振り返ることも必要です。

ただ、心理面の問題だけでなく、普段から脳や体を人前で話すために使うこと。

そうすれば、会議で発言する機会や、スピーチの場に立つことが、非日常のイベントではなく、日常のトレーニングの延長と感じられて、緊張の感じ方が変わってきます。

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執筆者

【執筆者】古垣博康
【プロフィール】株式会社ワクリ代表。NHK(総合、Eテレ)の番組制作や番組サイト編集を担当、話し方を10年以上研究。現在は話し方講師、認知行動療法カウンセラー。
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