教室は「恥をかいて良い場所」なので、ハードルを上げずに参加して頂けたらと願っています。
ただ、「レッスンに付いていけるか不安」「どう学んだら上達するのか」など不安をお感じになる方もいます。
そこで参考までに、いくつか学びのポイントをご紹介します。
ビギナー向け:苦手だけでなく、得意を認める

受講する人は、自分の長所を認められない人が多いのです。
できないこと(短所)はあるとしても、教室では話す練習をしながら長所を知ることもできて、安心感や自信を得られる機会でもあります。
ぜひ、自己分析をするつもりで、話し方を見つめてみましょう。
いくつか、傾向をあげてみました。
↓
・多少の硬さはあるけど、論理的に話を構成することができる。
・まとめるのはぎこちないけど、生き生きと感情豊かに話せる
・あがりやすいけど、教室でスピーチすると意外な反響があって驚く
自分の長所を認めつつ、さらに苦手なことを向上できると、コミュニケーションの幅が広がります。
話し方を学ぶなかで、苦手に取り組むのは、使っていなかった筋肉を鍛えるような感覚です。
最初はぎこちなくても、トレーニングを続ける中で、スキルは確実に変わっていきます。
また、色々な技法が身に付いてくると、、「人前で話せたらいいな」という思いから、だんだんと「人を楽しませたい、印象に残したい」という思いに変わってきます。いい意味で、欲張りになれます。
新たな自分と出会う気持ちで、実習に挑んでみてください。
慣れてきたら:スピーチ実習のネタをいくつか用意

「スピーチ実習って難しそう」「体験を語るのが難しい」と感じる方もいるかもしれませんが、講座は「恥をかいてよい場所」なので、練習と割り切って、自分なりに体験を語ることから始めてみてください。
ただ、教室に慣れてくると分かるのですが、1つのネタだけを準備しておくと、場の雰囲気や講座の狙いから外れて、スピーチをしたものの達成感がないことがあります。
これは、あくまでも慣れてきたら、という話ですが、スピーチのネタを複数用意することも検討してよいでしょう。
その場合、一つのネタの完成度は30パーセント程度でよいので、2つくらいネタを考えておき、講座の休憩時間にネタを選んで、80パーセントくらいまで仕上げて発表する。
皆さんの声を聞くと、そうした柔軟な参加の仕方が、より充実感につながるそうです。
最初はスピーチすることさえ不慣れでドキドキしていた方が、いつの間にか複数のネタを考えてきて、アレンジを楽しんでいらっしゃいます。
しかも、こうした学び方をすると、案外、「準備は完璧じゃなくていいんだな」と分かって気持ちが楽になります。
