更新日:2019年10月8日|公開日:2016年10月27日

「人前に立つと早口になってしまう」あるいは「人前で話すと遅いと言われる」など、話すスピードに関するお悩みも、よくご相談が寄せられます。

どちらの場合も、まず意識して頂きたいのは、語る速さの目安です。

目安は1分間あたり300文字以下

300文字以下で原稿作成

私が関わっている番組制作の現場では、「1分間に300文字程度」を目安とすることがあります。
話し方の世界でも、1分間に300文字を速さの目安とする方は非常に多いです。

私自身も色々な原稿を作成して試したところ「300文字以下」がもっとも聞き手に理解されやすい速さだと感じました。とくに難しい内容をプレゼンするときは、1分間で230~260文字くらいの情報量に押さえて、相手が話の内容を理解するための間を、随所に設ける方が、聴衆が聞きやすいと感じます。

話すスピードをつかむ~10秒間チェック~

話す速さを確認するには、即興でやるならこうした方法があります。(オリジナルの練習法です)

例えば、1分間つまり60秒で300文字とすると、10秒間なら50文字(300文字の1/6)が目安となります。

50文字は、文章にするとこのくらいの長さです。

「先週、友達と一緒にランチが評判のレストランに行きました。想像以上に混んでいて、随分と待たされました。」

時間を計れる道具があれば、10秒間で終わるように読んでみてください。

わりとゆっくり読むのだな、と感じる方が多いかもしれません。

実際のスピーチやプレゼンでは、常にゆっくり語るわけではありません。間などで、変化をつけることがあると思います。ただ、この10秒間の話す速さを基準としてみると、普段の話すスピードがどのくらい速いのか、あるいは遅いのか、具体的な実感として分かってきます。

もう一つ、50文字程度の文章を載せます。

「スピーチをするときは緊張から早口になってしまうのですが、練習するうちに克服できる気がしてきました。」

こちらも適宜、間を入れながら10秒間で読んでみてください。
くどいようですが、実際のスピーチやプレゼンでは、聴衆の反応を見ながら長めに間を挟むこともあるで、この文章を10秒間で読むのとは、ちょっとペースが変わります。

ただ、こうした速さをいったん意識しておくと、スピーチやプレゼンテーションをするときの、語りの基本のペースを想像して練習ができます。


この記事を読んだ人に、おすすめの記事
→声を変えるには意識から ~演じることの力~
Digiprove sealCopyright secured by Digiprove © 2018
		  
スピーチ作りをとおして、話し方の自信を磨ける、人気の講座があります! 話し方教室 ことばの時間

この記事について

【執筆者】古垣博康
【略歴】株式会社ワクリ代表。NHK(総合、Eテレ)の番組制作や番組サイト運営に携わりながら、NPOの話し方教室で講師を5年間担当。
現在は話し方のプロアドバイザーとして、話し方のお悩みに役立つレッスンを開催しています。
産業カウンセラー、認知行動心理士(認知行動療法カウンセラー)。家族は妻と子、猫2匹。
→講師情報を詳しく

リンクはフリーです。当サイトの内容について転載や研修・セミナー利用は禁止します。サイト上で引用される場合は、引用元ページへのリンクを張ってください。
【アーカイブ】
・お知らせ一覧

ことばの時間通信

週1回、無料メール配信で「レッスン情報」や
「話し方ノウハウ」をお届け
※登録解除はいつでも可能です
人気記事
タグ一覧