更新日:2025年9月13日|公開日:2023年9月5日
こんな悩みはありますか?
・情報をまとめる際に、他人より時間がかかる
・即興で話すのが難しい
・要領よく、要点を抜き出せない

「話すこと」「書くこと」で悩む人が多いのが、大量の情報を頭に抱え込んで、スムーズに処理しづらいこと。

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古垣講師

それが、「話を考える時間」「要約の難しさ」に関わることがあります。

この記事では、どうすれば改善にいたるのかを記載しています。

足し算より「引き算」を意識

伝えたい内容に、あれこれ付け足すから、情報が膨らみます。

むしろ、引き算をしながら、本当に伝えるべき内容を残していく。

その場合、情報の優先順位を細かく考えることが必要です。

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それが難しい場合は、情報の要素をフラット(平坦)に見ていることが多いのです。

私自身、情報の優先順位を細かに点検できず、苦労していた時期があります。

テレビ番組のキャッチコピーを作成していた時期、30分や1時間の番組内容を、「20字」程度に収めないといけない。

でも、どのポイントを抽出したら良いのか、あれもこれも、良いポイントに思えてしまう。

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当時は、業界の先輩から「いかに捨てるか」をアドバイスされ、ようやく情報を抽出できるようになりました。

情報に優先順位をつけながら、本当に必要なものを残し、ほかは引き算をしてみる。

最初は不器用でも、だんだんと引き算の仕方が身についていきます。

俯瞰して、情報をまとめる方針を決める

情報の引き算をする際、情報全体をどういった方針でまとめるのかを並行して決めていくことがあります。

例えば報告なら、「どの要素について深く話し、他は簡単に伝えるか」という、「情報伝達のメリハリ」を決める方針です。

こうした方針を持てると、余計な情報ますます引き算しやすくなります

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逆に、情報を様々に網羅すると、大事な要素が情報の中に埋もれます。

情報をまとめる方針を設定するのは、製品に例えれば「コンセプトづくり」のようなものです。コンセプトづくりが苦手な人は、以下の2パターンに陥っていることがあります。

A)ポイントをよく考えず、漠然と情報を並べる

具体的な訴求ポイントを、選びぬくのがニガテ。発想の初期段階で思いついたことを並べ、訴求ポイントがぼんやりしがち。

B)具体にこだわってしまう

細かなポイントにこだわってしまい、俯瞰した編集視点を持ちづらい。
デッサンで言えば、細かな書き込みはするけど、全体のバランスを意識しづらいタイプ。

ちなみに、A)とB)を行き来している人も少なくありません。

どちらの場合も、情報を俯瞰しながら、優先順位を考え抜くチカラが必要です。

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一度、情報を俯瞰して、情報をまとめる方針を作れれば、それ以降は習慣化しやすいです。

情報を選ぶチカラは鍛えられる

この記事でご紹介したコツを実践できると、情報と向き合うこと楽しく、効率がよくなります

また、情報の訴求が鋭くなるため、伝えたあとの成果も変わりやすいです。

以下は、当会で情報を編集するコツを学ばれた皆様の感想です。

教室を受講した皆様の感想

「情報の引き算を少しずつ理解した」(30代)

 レッスンの最初の頃、テーマはすぐに思いついて書き出すのですが、結論をわかりやすく伝えることや情報整理がうまくいきませんでした。行き詰まっては、先生にアドバイスをもらい、情報の引き算の仕方を少しずつ理解していきました。
スピーチ作りの楽しさがわかってくると、学ぶことがとても楽しかったです。これからも身につけた技術を磨いていきます。


「内容の多さが混乱の原因」(50代)

 話す内容の整理や、情報量について考える必要があることが分かりました。「話下手」というより、「内容の多さ」が混乱の原因になっていた気がします。いままで単に「話すことが苦手」という感覚でしたが、具体的な対策が見えてきました。


リンク:皆様の体験談へ

当会では、情報の引き算情報をまとめる方針づくりについて、話す原稿の作成を通じて、じっくりと学んで頂けます。

「人前で話す機会が増えた人」「組織内で昇進を目指す人」「情報を上手にまとめる技術を磨きたい人」にも、オススメの学びです。

執筆者

【執筆者】古垣博康
【プロフィール】株式会社ワクリ代表。NHK(総合、Eテレ)の番組制作や番組サイト編集に携わりながら、話し方団体で講師を務める。現在は話し方講師、スピーチライター、認知行動療法&産業カウンセラー。
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