こんな悩みはありますか? |
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・情報をまとめる際に、他人より時間がかかる |
・即興で話すのが難しい |
・要領よく、要点を抜き出せない |
「話すこと」「書くこと」で悩む人が多いのが、大量の情報を頭に抱え込んで、スムーズに処理しづらいこと。
そのために、話す原稿の作成で時間が掛かることや、素早く考えて話すこと、要点を見つけるのがニガテなことがあります。
この記事では、どうすれば改善にいたるのかを記載しています。
足し算より「引き算」を意識
伝えたい内容に、あれこれ付け足すから、情報が膨らみます。
むしろ、引き算をしながら、本当に伝えるべき内容を残していく。
その場合、情報の優先順位を細かく考えることが必要です。
それが難しい場合は、情報の要素をフラット(平坦)に見ていることが多いのです。
私自身、情報の優先順位を細かに点検できず、苦労していた時期があります。
テレビ番組のキャッチコピーを作成していた時期、30分や1時間の番組内容を、「20字」程度に収めないといけない。でも、どのポイントを抽出したら良いのか、あれもこれも、良いポイントに思えてしまう。
苦労しましたが、先輩から「いかに捨てるか」をアドバイスされ、自分でもあがき続けた結果、ようやく情報を抽出できるようになりました。
なお、情報をあれこれと詰め込むほどに、大事な要素が埋もれて目立たなくなることも肝に命じておく必要があります。
(=たくさん盛り込むほどに、伝わりづらくなる)
情報に優先順位をつけながら、本当に必要なものを残し、ほかは引き算をしてみる。
最初は不器用でも、だんだんと、引き算の仕方が身についていきます。
情報を編集する視点を持つ
情報を引き算すると、情報全体をどういった方針でまとめるのかを決めやすくなります。
すると、情報をまとめるスピードが向上したり、どの程度を伝えるべきか、範囲もしぼりやすくなります。
頭に情報の軸として浮かぶのは、情報を編集する方針であり、製品に例えれば「コンセプト」のようなものです。コンセプトづくりが苦手な人は、以下の2パターンに陥っていることがあります。
A)ポイントをよく考えず、漠然と情報を並べる
わりと抽象度の高い思考が得意だけど、相手に合わせて具体的な訴求ポイントを選りすぐるのがニガテ。
発想の初期段階で思いついたことを並べ、訴求ポイントがぼんやりしていることも。
B)具体にこだわってしまう
細かなポイントにこだわってしまって、俯瞰した編集視点を持ちづらい。
デッサンで言えば、細かな書き込みはするけど、全体のバランスを意識しづらい。そうしたケースもあります。
ちなみに、A)とB)を行き来している人も少なくありません。
これらは、しっかりと編集する方針を考え抜くチカラが必要で、一度、その回路を作れれば、それ以降の作業はスムーズになりやすいのです。
情報を編集するチカラは鍛えられる
この記事でご紹介した訓練は身につけると世界が変わって見えるほど、情報と向き合うことが楽しく、効率よくなります。また、情報の訴求が鋭くなるため、伝えたあとの成果も変わります。
教室を受講した皆様の感想
「情報の引き算を少しずつ理解した」(30代)
レッスンの最初の頃、テーマはすぐに思いついて書き出すのですが、結論をわかりやすく伝えることや情報整理がうまくいきませんでした。行き詰まっては、先生にアドバイスをもらい、情報の引き算の仕方を少しずつ理解していきました。
スピーチ作りの楽しさがわかってくると、学ぶことがとても楽しかったです。これからも身につけた技術を磨いていきます。
「内容の多さが混乱の原因」(50代)話す内容の整理や、情報量について考える必要があることが分かりました。「話下手」というより、「内容の多さ」が混乱の原因になっていた気がします。いままで単に「話すことが苦手」という感覚でしたが、具体的な対策が見えてきました。
リンク:皆様の体験談へ
当会では、情報の引き算と編集方針づくりについて、話す原稿の作成を通じて、じっくりと学んで頂けます。
「人前で話す機会が増えた人」「組織内で昇進を目指す人」「情報を上手にまとめる技術を磨きたい人」にも、オススメの学びです。