更新日:2019年10月8日|公開日:2016年9月29日

人前で話す機会があると、準備の際に特別な体験を探してしまうことがあります。
たしかに、珍しい話や、強く印象に残る話も、聞き手に喜んでもらえるかもしれません。

ただ、思うようにネタが見つからなかったときに、困ってしまいます。
自信のあるネタを用意できないと、人前で話す際に気持ちがくじけてしまうこともあります。

気楽に人前に立つためにオススメなのが、「簡単なことを深める」こと。

「むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく」という、作家・井上ひさしさんの言葉がありますが、この「やさしいことをふかく」が話を考える際に役立ちます。

たとえば「日常で経験していること」「他人でも体験するようなこと」
そこから自分は何を学んだのか、何を感じたのか。
その思いを語れると、独自のメッセージになります。

情報収集(ネタ集め)よりも、情報編集(ネタをどう生かすか)を大事にする、という作り方です。

特別な体験を語ろうとすると、どうしても気負ってしまい、プレッシャーが高まることがあります。
スピーチコンテストなどで競技的に競う場合は、特別な体験談が功を奏する場合もありますが、普段づかいのスピーチでは、簡単なことを深めるので十分すぎるほどです。

日常の出来事から独自のメッセージを作ることが難しいと感じたら、話し方教室などで、他人の話をよく聞くことから始めてみましょう。

とくに、「結論で何を言おうとしているか」を想像しながら聞くと、情報編集のセンスが養われます。

人前で話しやすくなる方法の一つですので、ご参考まで。

以下の記事でも、メッセージが深まる方法をご紹介しています。
→ブログ記事:スピーチが変わる!垂直思考でストーリーを構成する方法

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この記事について

【執筆者】古垣博康
【略歴】株式会社ワクリ代表。NHK(総合、Eテレ)の番組制作や番組サイト運営に携わりながら、NPOの話し方教室で講師を5年間担当。
現在は話し方のプロアドバイザーとして、話し方のお悩みに役立つレッスンを開催しています。
産業カウンセラー、認知行動心理士(認知行動療法カウンセラー)。家族は妻と子、猫2匹。
→講師情報を詳しく

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