更新日:2025年12月24日|公開日:2022年9月13日

脳の情報処理タイプとして、同時処理と、継次処理があります。

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古垣講師

これらは、教育や発達支援の現場などで、しばしば用いられる概念です。

その特徴や、話し方の苦手との関連性を、この記事で紹介します。

「同時処理」と「継次処理」の特徴

同時処理(全体から部分へ)

物事を最初にまとまりで捉え、細部に意識を移します。

そのため、文字を書くときも、文字全体のバランス(まとまり)を視覚的に理解してから、書きます。

なお、幼いころは書き順が違うことがあると言われます。それは、順序立てて、細やかに取り組むことが苦手なためです。

また、「同時に複数のことを考える」「物事の関係性を捉える」といったことが得意です。

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順序立てて考えるよりも、結論を把握してから、細部を知るほうがラクなタイプです。

継次処理(部分から全体へ)

コツコツと順序立てて取り組み、それから全体を把握します。

細かな部分も丁寧な作業が得意です。文字も書き順に沿って学び、それから字の全体像を把握します。

一方で、「同時に物事を進めること」や「全体を見渡してから物事を考えること」は苦手です。

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物事の結論を知るより、順序立てて理解する方がラクだと感じるタイプです。

どちらのタイプ?

社会人になると、わりと同時処理も継次処理も業務上で対応することがあり、どちらが優位かは分かりづらいことがあります。

その場合、「子供の頃の得意・不得意」を思い出すと、もともとの傾向を把握しやすくなります。

話し方に現れる特徴と対策

同時処理が優位な場合

雑談や司会をする際、「話す順番を臨機応変に変える」などの対応ができます。

ただし、「長い話を順序立てて取り組むこと」は、もともと苦手です。

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そのため、スピーチや説明会、プレゼンテーション、講義などで、「長い話を丁寧に構築する練習」で、伝え方の習慣が変わっていくケースがあります。

継次処理が優位な場合

順序立てて考えるので、長い話もじっくりと考えることができます。

ただ、「俯瞰しながら長い部分をカットする」ことや「程よい情報量に加工する」ことが苦手なことがあります。

また、「即興で話すこと」も苦手な方が多いです。

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対策としては、「特徴(物事のポイント)を抽出するコツ」を学び、伝え方を磨くことが効果的です

ポイントや特徴を抽出する練習は、即興で要領良く話すことにも繋がります。

まとめ、補足

以上のように、自分の情報処理の性質に合わせて、学ぶことの焦点を絞ると、上達が早くなります。

なお、社会人が現状を分析するなら、

「プレゼンの場面では継次処理が欠けていた。丹念に経過を話せていない」

「会議で司会をする際に、同時処理が不足していた。臨機応変に不要な話をカットすれば良かった」

といったように、場面ごとに自分を省みると、欠けている要素が分かりやすいです。

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執筆者

【執筆者】古垣博康
【プロフィール】株式会社ワクリ代表。NHK(総合、Eテレ)の番組制作や番組サイト編集に携わりながら、話し方団体で講師を務める。現在は話し方講師、スピーチライター、認知行動療法&産業カウンセラー。
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