公開日: 2023年9月1日
こんな悩みはありますか?
・大きな声で話そうとして、声が詰まることがある
・話をしたあとで喉を痛めやすい
・喉声になりやすいと感じる

 
「普段より大きな声で話さないと」

実はこの思いが、人前で話す際の声の不調につながっていることがあります。

3,000人以上の皆様とのトレーニング経験でも、少なくない事例です。問題の原因と対策を解説します。

声が詰まる原因

緊張で、声帯を引っ張る筋肉や呼吸筋が硬くなるなど、声を出しづらくなる原因は様々あります。

ただ、話す時に自ら声に力を入れすぎている事例は、珍しくないと感じます。

例えば、

  • ・普段は聞こえないと言われるから、頑張って話さないといけない。
  • ・堂々とした声に聞こえるよう、大きな声を頑張って出そう。

こうした思いがあると、必要以上に息を強く吐きながら、しっかり声帯を閉じて震わせ、芯のある強い声を出そうとします。

これを無理にやり続けると声帯の周辺が疲弊し、声が詰まりやすくなります。

話している最中に、なんだか喉の一部が詰まったような、声帯が絡まったような実感を覚える人もいます。

これは、確かに一時的大きな声は出ますが、長い時間を話すには適さない発声なのです。

長時間、安定した声を出すための対策

話をする最中に、「今、息を強く出し過ぎている、喉に力が入りすぎているかも」と気がつくことが、その一歩です。

最初は強く声を出し過ぎても、途中で息の力を少し弱めで、柔らかく話すイメージで喉の締め付けも緩めましょう

ただし、これができない人は、夢中になって話をして、自分を振り返る余裕を無くしていることがあります。

その場合は、自分の意識を、「話す内容」以外のことに向けられなくなっていることが、非常に多いです。

声をコントロールする余裕を無くす要因
・原稿の情報量が自覚している以上に多い
・話しづらい情報の組み方になっている

安定した声で話すために、話しやすい情報を準備できているかも、実はチェックしておきたいポイントです。

当会の話し方教室では、声の出し方と原稿準備を、総合的に学べるレッスンがあります。

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執筆者

【執筆者】古垣博康
【プロフィール】株式会社ワクリ代表。NHK(総合、Eテレ)の番組制作や番組サイト編集に携わりながら、話し方団体で講師を務める。現在は話し方講師、スピーチライター、認知行動療法&産業カウンセラー。
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