更新日:2022年8月3日|公開日:2022年7月22日

今回は、人前で話すことが苦手な人によく見られる、言葉の特徴をご紹介します。
改善すると、人前に立つ苦手意識が変わっていく人も多いポイントです。

まず理論からご紹介すると、発達心理学で著名な心理学者、ヴィゴツキー,L.S.は、

「内言(思考の道具:自分の内部で使う)」

「外言(伝達の道具):自分の外部に向けて使う」

という分け方を考えました。

本来は、人間は幼いころに言葉を覚え(外言を知り)思考を発達させます(内言を得る)

ただ、受講者の皆様と話し方のトレーニングを続けるうちに私が感じるのは、「内言」的な表現のまま話す人が、実は多いということです。

内言的な話し方の例

・言葉を使う際、相手に分かりづらい表現を選びがち

概念的な考えや、自分が複雑に考えたことを話す

考えたまま話すので、一文が長くなることがある。

極端な省略が混ざることがある。
(主語がなくて述語中心 or 話の道筋がない)

例えば、イベントなどでは、よく主催者が挨拶をされます。

そんなとき、「ぜひ、近未来のソリューションを・・」などと概念的な話を聞くことがあります。

表現は少し柔らかいケースも多いのですが、何か良いことを言おうとして、自分の思考的な言語を使ってしまう。

聴衆はわりとポカンとして聞いている。

そうしたケースが、しばしばあるのです。

もちろん、日常や仕事の場面で、自分の思考やアイデアを語ることは、誰しもよくあります。

ただし、話し慣れていない人は、ここまでご紹介したような内言的な表現(自分には分かるけど、他人には伝わりづらい表現)が混ざりがちです。

結果的に、何か独り言を言っているような、聴衆と噛み合わないままで、話が終わってしまう。

話を終えた人自身も「やっぱり、人前で話すことは自分に合っていないな」と、苦手意識を持ってしまう。

ただ、それは一般の聴衆向けの「言葉の技術」を学ぶだけで、変わっていけることなのです。

ぜひ、他者に伝わる話し方を、あらためて学んでみてください。


執筆者

【執筆者】古垣博康
【プロフィール】株式会社ワクリ代表。NHK(総合、Eテレ)の番組制作や番組サイト編集に携わりながら、話し方団体で講師を務める。現在は話し方講師、スピーチライター、認知行動療法&産業カウンセラー。
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