こんなお悩みはありますか? |
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話がしっかり伝わった実感が乏しい |
話すと、相手によくわからない顔をされる |
話す、書くの問題を上司に指摘されがち |
「相手にうまく伝わらない」というお悩みは、非常に多いものです。
過去3,000人以上の皆様とトレーニングをしてきましたが、「技術」だけではなかなかお悩みが改善しないことがありました。
この記事では、情報を伝えるため、技術以上に大事なポイントを解説します。
その情報は、相手が受け取りやすいのか
話は「人」に伝わって、初めて成立するものです。
例えば以下の文を話として聞くと、どう感じるでしょうか。
「私は仕事で昇進してから初めて、話し方を分かりやすく改善する必要性を感じたので、一からコツを学ぶことにしました」
こちらの文は、理解はできます。しかし明らかに、単語の量が多い状態。
改善するなら、
「私は昇進してから、分かりやすい話し方を学ぶことにしました」
「私は昇進してようやく、分かりやすい話し方の必要性を感じました。そこで話し方教室に通いました」
これくらいなら、聞く人が理解することや印象に残すための情報処理を、比較的しやすくなります。
単純に具体的に語ったり、言葉を足せば良いというわけではなく、相手が受け取りやすいかを想像して伝え方を調整する必要性があるのです。
技術を学ぶと、ある程度は、そうした想像力を鍛えることが可能なはずです。
しかし、本からなどからコツを得ると、相手の反応を察することができないので、技術が過剰であったり、適切な箇所で使えなかったりすることがあります。
だから技術をただ知って使うことと、話し方が上達することはイコールではありません。
相手がどう受け取るか。その想像力が育って初めて、技術を使いこなせるのです。
「相手がどう受け取るか」を想像するには?
「相手がどう受け取るか」を想像する内容には、以下のようなものがあります。
配慮したい、相手の受け取り方 |
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言葉が、どのような意味として伝わるか |
言葉が漠然としているか、具体的過ぎるか |
相手の知りたいことを元にした、説明の範囲 |
結局、何を言いたいと伝わるか |
こうしたポイントに従って適切な技術を学びながら、「相手に適切に伝わったか、フィードバックを得る」のがもっとも効果的です。
なお、伝える内容によって、相手は「当然、このことを中心に語ってくれるだろう」と想像していることがあります。
しかし、伝えることが苦手な人は、どこに焦点を当てたら良いのか、その点を想像するのが苦手な人が多いのです。
そのため、細かく語らなくて良いことを長く話しがちです。(その逆として必要な点が短かすぎることもあります)
当会では、民間企業や官公庁、地方自治体など、様々な所属の方が受講されています。
その中でも、「話す自信が無い」と漠然と感じる人が、実は今回の記事でご紹介しているような点で苦手を抱えていることは、しばしばあります。
皆様、適切なフィードバックなど、どうしたら対策ができるかをご存知ない方が多いものです。
また、相手の受け取り方を想像できずに、起承転結などの構成を表面的に使ってしまう人も、少なくありません。
起承転結は本来は変化を楽しむための構成であり、ビジネスのコミュニケーションには適していない場面もあります。
相手が受け取りやすいよう、話す内容に適した構成法を選ぶことも大事です。
当会では伝わらないお悩みを持つ皆さまが、基礎から学んで成果を得られるプログラムがあります。