こんな悩みはありますか? |
---|
・プロジェクトで適切な方針を打ち出すことがニガテ |
・あれこれ考え、意思決定に時間を費やしがち |
・人の意見を汲み取るのは得意だけど、自分で方針を考えるのはニガテ |
組織を牽引する立場だけど、方針を立てることが難しい。スムーズに意思決定ができない。
これらは頭の中で、様々な情報が渦巻いて、整理と選択が困難な状態に陥っていることがあります。
こうしたお悩みは、要領よく伝えるコミュニケーションの苦手意識とも、実は通じる面があります。
今回のコラムでは、その原因と対策を解説します。
整理:情報を切り分ける
一つの方針に見えても、そこには複数の方向性が含まれていることは、よくあります。
情報の境界線を見極めて、切り分けることが、非常に重要です。
苦手な場合は、そもそも「弁別」と呼ばれるような、2つ以上の物事の差異を感じる能力が、情報を扱う場合にうまく働いていない。
すると、物事をぼんやりと見つめ、情報を漠然と捉えてしまうことに繋がります。
普段のコミュニケーションで、こうした能力は磨くことができます。
話すとき、一つの情報を伝えるつもりが、複数の情報を混ぜた伝え方になっていないか。
そうした情報の切り分けを日常から点検していくことが、方針策定や意識決定における、思考力を磨くことに役立ちます。
選択:優先順位を点検して選ぶ
方針をスムーズに決められない人は、情報をフラットに捉えて、細かな優先順位を見分けられない状態。
そのため、自分の周囲の出来事、自分が思案したことなど、情報をたくさん頭に抱え込んでしまう。
結果として、判断が余計に遅くなるという状態が多いのです。
対策として優先順位をつけることが必要です。
優先順位をつけることにより、前述の整理した(切り分けた)情報も、どれを選択することが適切か、判断しやすくなります。
話し方でも状況に合わせた、より良いメッセージ軸、説明軸を検討する作業がありますが、それと通じる部分があります。
まとめ:整理(分類)し、選択する(優先順位を決める)
以上でご紹介したような、情報の「整理、選択」という作業をすることで、方針策定や意思決定のスピードUPに役立てることができます。
当会でも、経営者や管理職の方など、たくさんの皆様が、整理、選択する学びに取り組まれています。
働き手としてのスキルを底上げして頂くことに、話し方の学びは役立ちます。