人前で話すときに、「自分が拙い話し方になること」を想像して、委縮してしまうことはないでしょうか。 伝え方や内容に不安があるために、緊張が高まることがあります。
そのお悩みでよくあるものと、対策を挙げてみました。
話す言葉に自信がない
「使っている言葉が適切どうか自信がない」、あるいは「語彙力がない」という不安。話す場数を踏んでこなかった方に、多いケースです。
また、考えることが好きな人や読書好きな人も、「人に伝える言葉」には自信がないことが意外と多いものです。
対面でのコミュニケーションの習慣が少ないままに、本などから言葉だけを吸収していくと、聞き手にとって馴染みのない言葉で話してしまうことがあります。
それでは、十分に伝わった感覚を味わえず、知識があるわりには話し方の自信はつきません。
いずれのケースも、話す際やメールを書く際に、相手が理解しやすい言葉を選ぶことを習慣にしてみましょう。「やさしい言葉」で「自分の考え」を伝えられるようになると、気負わずに楽に話せるようになります。
ちなみに、式典など特殊な状況で話す際は、忌み言葉を避けるなど、わかりやすさだけでなく、場にふさわしい言葉を選ぶ心構えも必要です。
話すべき内容がわからない
話すことに慣れておらず、「場にふさわしい話がどのようなものか、わからない」という不安です。
対策としては、教室などで他者から自分の話についての意見をもらうこと。いろいろなスピーチを聞く経験を積むこと。すると、短期間でスピーチの相場観とも言える感覚が育ち、適切な題材がわかってきます。
話の組み立て方がわからない
話す際に、結論を定めておくこと。また、体験談や例え話などを混ぜながら、説得力のある構成をすること。それらができないために、自信を持てないことがあります。
その場合、構成法を学ぶのはもちろんですが、「自分自身の体験」を材料にして、ぜひ話す練習をしてみましょう。
本やテレビ、WEBなどメディアで流されている情報について語ると、もともと情報が整理されているので、十分なトレーニングにならないことがあります。とくに結論の作り方などは、自分の体験を素材にするからこそ、十分なトレーニングになります。
以上のようなお悩みは、基礎的な技術をしっかり学ぶことで解消できます。
ぜひ、教室でノウハウを学びつつ、たくさんトレーニングして、言葉づかいや情報の組み立て方を身につけてください。
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