更新日:2025年10月30日|公開日:2022年3月4日
こんな悩みはありますか?
話すときの、言葉の選びに自信がない
語彙が不足していると感じがち
自分の言葉が、幼い気がする
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古垣講師

言葉に自信を持てないと、話すことが不安になる人も多いです。

例えば、

「言葉の使い方」が確立しないままで、ディスカッションの場に参加する。
 ↓
その結果、うまく語れずに、話の苦手意識が高まる。
 ↓
余計に「自分は言葉を使えずに話せない」と苦手意識が増す。

こんな悪循環に陥るケースもあります。

対策として、安心して話せる場で、自分の言葉を磨いていくのも一つの方法。

ただし、より重要なのは「言葉と深く向き合う」ことです。

言葉と深く向き合うとは

言葉と深く向き合うために、点検すること
どのような場面で使うのが適切か
似た意味の言葉と、どのようにニュアンスが違うか
この言葉を聞いた人は、どのようなイメージが湧くか
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古垣講師

こうした点を丁寧に考えることが、言葉との向き合い方を深めます。

例えば、DX(デジタル トランスフォーメーション)という言葉がありますが、これは直訳すると、「デジタル」「変革」
これだけだと、言葉と深く向き合ってはいません。

そこで、「似た意味の言葉と、どのようにニュアンスが違うか」を検証してみます。

例えば、似た表現の「デジタライゼーション」「業務の部分的なデジタル化」を指します。

比較すると、DX「デジタル技術でビジネスの仕組みを丸ごと変える」といったニュアンスで使われます。

このように考察することで、DXという言葉を、深く理解できます。

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古垣講師

こうした言葉との向き合い方を掴めないまま、「語彙」だけを増やしても、言葉を使いこなしづらいのです。

もともと、「暗記で頭に詰め込む」ような学び方が習慣になっていると、言葉の表面的な意味だけ知って、使えると感じてしまうことがあります。

しかし、表面的な意味を知るだけでは、自在に使えるほどの理解は難しいです。

言葉の相場感を理解すると、自在に扱える

そもそも、言葉は自分が生み出したものではなく、「他人が考え、社会で流通しているもの」です。

だから、「適した使い方」があらかじめ決まっていることが多いのです。

ですので、面倒だと思わずに、前述の「言葉と深く向き合うために、点検すること」を調べ、言葉の相場感を把握することが推奨です。

そうやって言葉と深く向き合う習慣ができると、言葉を細やかに使い分けることができます。

それに伴って、様々な表現が身につきやすくなります。

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古垣講師

「この表現では通用しないから、別の表現にしよう」などと、言葉を使い分けながら覚えていけます。

ぜひ粘り腰で、ご自身の言葉を丁寧に点検してみてください。

執筆者

【執筆者】古垣博康
【プロフィール】株式会社ワクリ代表。NHK(総合、Eテレ)の番組制作や番組サイト編集に携わりながら、話し方団体で講師を務める。現在は話し方講師、スピーチライター、認知行動療法&産業カウンセラー。
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