更新日:2023年3月22日|公開日:2023年3月20日
こうした症状はありますか?
話をしていて、どうしてもカミカミになる
焦って早口になりがち

よくあるのが、「緊張によってソワソワしているとき」、また、「気持ちに焦りがあるとき」に、最初の言葉からスピードコントロールを手放してしまうこと。

それ以降は、スピードもリズムもコントロールしづらくなる状態です。

過去3,000人以上のトレーニングをした経験では、そうしたケースが非常に多いのです。

滑舌練習をやると、わりとこのことを手軽に実感できます。
当会のTwitterをもとに、お試し頂いても良いでしょう。

前半をゆっくり話すと、後半の噛みやすさが軽減されます。

実は、私自身が吃音で非常に悩んでいた時期がありました。
その中で気づいた点でもありますが、冒頭から焦ったモードになると、いくら練習をしても、うまく話せないのです。

だから、スピーチでも発表や司会をするときでも、意識的に冒頭の部分をゆっくり話せるよう、練習をすることがオススメなのです。

実は、原因としては、人前でも感情や思考を留めるような、腰を据えた言動が苦手なタイプの人に、わりと多い傾向でもあります。

自分なりにトレーニングしても、本番ではどうしても冒頭から早いスピードの話し方に陥ってしまう。そうした場合は心理面からアプローチして、改善するのも一手かもしれません。
緊張による交感神経の高ぶりなどで、初速から焦り、口調が早くなることがよくあるためです。

私も悩んでいた時期は長かったのですが現在は、Twitterの録音通り、コントロールができるようになりました。話の速度は、学べば、変わることが可能です。

執筆者

【執筆者】古垣博康
【プロフィール】株式会社ワクリ代表。NHK(総合、Eテレ)の番組制作や番組サイト編集に携わりながら、話し方団体で講師を務める。現在は話し方講師、スピーチライター、認知行動療法&産業カウンセラー。
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