こんなお悩みはありますか? |
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伝えることが苦手で、人前で話すのは恥ずかしい |
発表する内容に対する、意欲が今ひとつ |
自分は目立つことが似合わないし、人前で話すことがストレス |
「伝える」ことの苦手意識があるゆえに、人前に出づらい。
こうしたお悩みは非常に多いもので、過去に3,000人以上の皆様をサポートしてきた当会でも、よく頂くご相談の一つです。

古垣講師
伝える自信の乏しさは、人前で話す際の様々なストレスにも繋がります。
苦手意識にどのようなものがあるか、そしてどう対策すると良いのか。
この記事にまとめています。
伝えることが苦手で、人前で話すのは恥ずかしい
誰もが「自信のないもの」を他人には見せたくないものです。
だから、伝えることの苦手意識があると、人前で話を披露するときにプレッシャーを感じます。

古垣講師
とくに、うまく話せるか、きちんと伝わるだろうかと心配に思うなど、「予期不安」を抱きがちです。
さらに本番で注目されると不安が増大し、緊張による諸症状に繋がる人もいます。
ただ、伝えることの苦手意識は、変えていけるものです。
講師である私自身も、以前は伝える自信が無くて、人前に立つことに慎重になっていた時期があります。
しかし、伝え方を一歩ずつ磨いていった結果、聞く人のために適切な伝え方を考えることは、取り組み甲斐のある作業になりました。
「今日はどう伝えたら、皆さんが理解しやすいだろう」と、考えることを楽しめるようにもなりました。

古垣講師
これは場数と言うよりは、技術を磨いたことで、確かな自信が備わったように感じます。
また、技術を磨くには、他人からのフィードバックをもらうこともお勧めです。
客観視することで、伝える技術は格段に向上しやすくなります。
発表する内容に対する、意欲が今ひとつ
このケースは怠惰なわけではなく、その人の特性を含めた、関心の抱きづらさが関わります。
例えば、単調な作業に面白みを感じられない、という場合です。
誰でもできるような「原稿を読むだけ」「何気ない進捗を報告するだけ」といった作業がどうにもニガテ。
話しながら「こんな話で、聞く人は満足できるのだろうか」など、自分で焦り始めてしまう。
そんな中で緊張感が高まり、話すパフォーマンスを崩してしまう例があります。

古垣講師
とくに、淡々と伝える場面に苦手意識を持つことが多いです。
もう一つは、発表する題材(内容)への関心です。
例えば、意欲を持ちづらい役割や仕事に向き合う場合。または、こだわりが強い特性であり、興味範囲が限られている場合も、発表内容に関心を抱きづらいことがあります。
本来、周囲からの注目の圧に負けないためには、「自分の内側」から話したいというエネルギーが湧いてくること。そうやって、プレッシャーに押し負けないだけの意欲を持つことが大切なことがあります。
しかし、発表する題材に関心が乏しい場合、プレッシャーに対抗するだけのエネルギーが不足してしまいます。
これらの対策は、発表の仕方や内容を工夫することが、一つの道です。
これは、実際に当会を受講されている皆様も実感されることが多い点です。
案外、関心がないことは、その物事に詳しくなる(解像度が上がる)と、やりがいに気づけることがあります。
あるいは、「自分がやるからには、面白い発表にしてやろう」と思えると、声の工夫や、内容の工夫に注力しやすくなります。
そうしたエネルギーが湧くと、緊張に負けないで話しやすくなります。

古垣講師
心が受け身な状態だと、こうした工夫が難しくなります。
自分は目立つことが似合わないし、人前で話すことがストレス
目立つことを避けたい人の声 |
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自分は2番手の立場にはなれるけど、先頭に立つのが似合わない。 |
リーダーのもとで参謀的な役割をするのが得意。 |
こう感じる背景には、自分が前面に出ると、うまく立ち回れないと感じる。
また、注目されるなど、目立つ行動はニガテ。そうした気持ちの傾向が関わることもあります。
この際は、些細なことで良いので、
- 「自分が話をして、他人が少しでも笑ってくれる」
- 「情報を共有すると、助かったと言ってくれる」
こうした、他人が反応してくれる経験を積むことは大事です。
もともとは、「人前に出ること」「リーダー的な立ち位置になること」のハードルを上げてしまい、「自分には向いていない」と感じてしまったのかもしれません。
ですが、「自分の話で人が喜んでくれる」という実感を持てると、「話の影響力」を実は自分が持っていることに気づきやすくなります。

古垣講師
「自分の話の影響力」をわずかでも実感できると、話すことに積極的になっていけます。
まとめ:「伝えることが苦手」を乗り越える
伝えることの苦手意識を感じるので、人前で話すのは恥ずかしい
→他人からフィードバックをもらいながら、伝え方を磨いて自信をつける。
扱う内容が心から話したいことではなく、意欲が今ひとつ
→自分がやるからには面白い話にする気持ちで取り組む。物事に詳しくなるうちに関心を持つこともある。
自分は目立つことが似合わないし、人前で話すことがストレス
→些細なことでも良いので人に情報を伝えて反応をもらい、自信を高める。
緊張対策をしたとしても、今回ご紹介したような苦手意識が強いと、なかなか話すことに前向きになれないことがあります。
ぜひ、根本にある伝え方を点検してみることも推奨です。