更新日:2025年12月1日|公開日:2023年9月29日
こんなお悩みはありますか?
・情報共有がニガテで、作業に没頭する方が得意
・会議で、自分の話す情報量が乏しいと感じる
・作業に没頭したあと、報告を考えるのが大変
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古垣講師

作業に没頭したあとに、「話を考える」ことに意識を切り替えられますか?

今回のコラムでは、こうしたお悩みに直結する解決法をご紹介します。

作業に没頭するだけになっていませんか?

仕事で、何らかの作業に没頭する。

すると、報告などの場に、情報が整わないまま参加する羽目になることも。

これは、「作業に没頭する」思考のままだと、話すための「思考の整理」が間に合いづらくなるためです。

「メタ認知」という概念があります。メタは「高次」を意味します。

自分を高次の視点でモニタリングしたり、コントロールする。

そうした俯瞰する力が、情報をまとめるためには、非常に大切です。

メタの視点になることで仕事や環境の全体を見渡し、目の前の作業と心理的な距離を置くことも可能です。

すると自分が取り組むことを客観的に整理しやすく、気づきも増えていきます。

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普段から、「俯瞰した捉え方」に慣れておくことも必要です。すると、報告時などに意識を切り替えやすくなります。

必要な情報を抽出する技術

例えば、たくさんの情報の中から、ポイントとなる点を抽出する

すると、論点がよく分かる報告をしやすくなります。

報告や意見がまとまらない人は、頭の中で情報が渦巻いて、ポイントの抽出が困難になっていることがあります。

その場合は、情報の要不要を選別しながら、ポイントを抽出するトレーニングが有効です。

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「情報の抽出」がうまくいくと、素早く話を準備できます。

視座を高めることも大事

視座が高いとは、大局的な見方ができることです。

とくに、複雑な業務になるほど、自分の捉え方だけでは、話を整理したり、俯瞰するための視点が十分に揃わないことがあります。

業界の専門紙を読むなど、視座の高い考え方、捉え方を導入する意識を忘れないようにしましょう。

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高い視座があれば、業務の伝え方も変わります。

目の前の業務に打ち込むことは、もちろん大事なことです。
ただ、情報を共有することも本来は業務の一環であることが多いものです。

ぜひ、「作業」と「俯瞰して考える」ことのバランスを、意識されてみてください。

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執筆者

【執筆者】古垣博康
【プロフィール】株式会社ワクリ代表。NHK(総合、Eテレ)の番組制作や番組サイト編集に携わりながら、話し方団体で講師を務める。現在は話し方講師、スピーチライター、認知行動療法&産業カウンセラー。
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