公開日: 2023年9月29日
こんなお悩みはありますか?
・会議で、自分の話がまとまっていないとよく感じる
・会議で、自分の話す情報量が乏しいと感じる
・作業に打ち込んだあと、話す場面への頭の切り替えが難しい

今回のコラムでは、こうしたお悩みに直結する解決法をご紹介します。

作業に没頭するだけになっていませんか?

仕事で、何らかの作業に没頭する。

すると、報告などの場に、情報が整わないまま参加する羽目になることも。

「作業に没頭する」のみだと、話すための「思考の整理」が間に合いづらいものです。

「メタ認知」という概念があります。メタは「高次」を意味します。
自分を高次の視点でモニタリングしたり、コントロールする。
そうした俯瞰をする力が、非常に大切です。

メタの視点になることで仕事や環境の全体を見渡し、目の前の作業と心理的な距離を置くことも可能です。すると自分が取り組むことを客観的に整理しやすく、気づきも増えていきます。

必要な情報を抽出する技術

広大な記憶の中から、必要な情報を取り出す。

それが、情報を抽出する技術なのです。

話すときに、何がポイントかを際立たせることに役立ちます。

また、話の結論として何を言いたいのか、意見を選ぶことも、頭の中の情報を抽出する技術が欠かせません。

自分の意見がまとまらない人は、情報が渦巻いて、抽出が困難になっているのです。

これは、情報の要不要を選別しながら、何を抽出するかをトレーニングすることが有効です。
当会のトレーニングでも、頭の中の情報を俯瞰し、整理して話す練習を存分に行って頂けます。

視座を高めることも大事

自分の考えだけでは、話を整理したり、俯瞰するための視点が十分に揃わないことがあります。
業界の専門紙を読むなど、言葉や考え方を導入する意識を忘れないようにしましょう。

そうした知識があるから、余計に情報をまとめやすいことがあります。

目の前の業務に打ち込むことは、もちろん大事なことです。
ただ、情報を共有することも本来は業務の一環であることが多いものです。

ぜひ、「作業」と「俯瞰して考える」ことのバランスを、意識されてみてください。

執筆者

【執筆者】古垣博康
【プロフィール】株式会社ワクリ代表。NHK(総合、Eテレ)の番組制作や番組サイト編集に携わりながら、話し方団体で講師を務める。現在は話し方講師、スピーチライター、認知行動療法&産業カウンセラー。
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