こんなお悩みはありますか? |
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・原稿類を仕上げるのに時間がかかる。 |
・細部を修正するけれど、いつまでも原稿が仕上がらない |
・結局、何が良い表現なのか自分でも分からなくなる |
書く際に、いくら書いても仕上がる実感が乏しい。
こうしたお悩みを持つ方もいらっしゃいます。
当会の、スピーチや発表の準備のコツをもとに、原稿が仕上がらない主な要因と対策をご紹介します。
考えることよりも、手を動かしていないか
手を動かすだけでは、次々と新しい案ができては捨てる。
その繰り返しになります。
大切なのはそもそもこの原稿を「何のために作るか」を、よく考えること。
例えば、伝える対象は誰か。
さらに、伝える対象に、何を伝える話なのか。
本当に伝えるべきこと以外を、盛り込みすぎていないか。
こうした根本を見つめ直すことで、批評的な鋭い考え方が身につきます。
批評が甘い状態でアイデアを考えると、収集がつかなくなりやすいです。
批評によって考える範囲に制限を設けると、脳はそれに従った最適解を出しやすくなります。
足し算よりも引き算
原稿全体を見つめて、似た情報は省くなど、足し算よりも引き算を意識することも大切。
余計な情報を足すほどに、全体の整合性がとりづらくなります。
しかも、自信のない人ほど、新しい要素を足すことをしがち。
原稿を書くのが上手な人は、原稿全体でどのような軸を設定して、情報を深めるべきか。
その構成感を持つことができます。
また、すでに自分が書いた中に、価値のある内容を見いだせないと、余計に足し算をしがちです。あれこれ情報を盛り込んで水平展開をするのではなく、価値を見つけながら、垂直展開で情報を深掘りする。
引き算をして情報が少なくなると心配になる人は、情報の深掘りが苦手なのです。
そのため、あれこれと要素を加えて情報にボリュームを出す習慣があり、その過程で収集がつかなくなるケースがあります。
もともと、講師の古垣自身は、テレビ番組のキャッチコピーづくりでこうした悩みを抱えた時期がありました。いくら考えても、情報を絞れずに、短いコピーにまとめられなかったのです。
ですが、「足し算よりも引き算が大事」と業界の中で教わり、情報の整理ができるようになっていきました。
当会でも、原稿作りがニガテな人が、話す準備の仕方を基礎から学び直せるトレーニングが充実しています。
話す準備に留まらず、書くこと全般の作業のしやすさも変わります。