更新日:2025年10月27日|公開日:2019年1月28日

他人の話を聞くときに、以下のような感想を持つことはないでしょうか。

人の話を聞いて、客観的に思うこと
「話が長い」と感じる(聞き飽きる)
「頭が一杯になる話」だと感じてしまう
複雑で分かりづらく、途中から聞く気が無くなる
講師の顔写真

古垣講師

他人の話なら、こうした感想を持つことが可能なのですよね。

しかし、いざ自分が発表用の原稿を用意する際、「聞きやすい話を作ること」は、わりと大変です。

発表内容にこだわりを持って作るほどに、

  • ・聞く人を最後まで疲れさせない
  • ・話がシンプルで理解しやすい

こうした配慮をすることが、難しくなります。

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古垣講師

「話を聞く人の努力で、最後まで付き合ってもらっている」という例も、実は多いです。

「最後までストレスなく聞ける話」を準備するためには、話を客観視するチカラが必要です。

そのチカラを伸ばす方法を、今回は2つ紹介します

1. 話を録音して聞く

例えば、「自分の料理が美味しいかどうか」を知るには、調理の際に味見をしますよね。

話の場合は、「自分の話を録音して、聞いてみる」ことで、聞きやすい話かどうか、点検しやすくなります。

「原稿を眺めるだけ」だと、話を聞くときの負担をイメージしづらいことが多いのです。

というのも、情報を「聞く」ことが「読む」よりも、脳の負担が高いからです。

耳から情報を聞く
言葉や文章を頭に一時保存しながら理解をする。頭から情報が抜けたら理解できないので、努力して言葉や文章を頭に留める必要性がある。
目で情報を読む
原稿上に情報が書いてあるので、頭にすべての言葉や文章を留める必要がない。忘れたら、原稿を読み返せば良い。
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古垣講師

こうした違いがあるため、情報を「耳で聞く」と、目で読むよりも頭が一杯になりやすいのです。

「耳から情報をインプットする」ことで、ようやく
・情報量が適切か
・理解しやすい内容か
といったことを聞く人の感覚で味わいやすくなります。

例えば話を聞いてみて、「なんとなく長いな」「この辺りでアタマが疲れる」といった感想を持てたら十分です。

それが、伝える内容を見直すための足場となります。

なお、録音した直後は「客観的な評価」が難しいので、避けましょう。

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古垣講師

録音したら少し時間を置くと、「話し手の気持ち」から離れて客観的に聞きやすくなります。

2. 他人のやり方を参考にする

例えば、「他人の作った美味しい料理」を食べると、「自分の作る料理」を客観的に評価しやすくなります

できれば、スピーチや講演も、他人の話をしっかり観賞すること。

今は、リアルでもネットでも、そうした機会を得やすい時代です。

上手な伝え方を聞くと、「分かりやすい」「最後まで話が頭に入る」そんな感覚を味わえます。

とくに、自分の発表と似た種類の話を、他人がどのように上手に伝えるか。

その実例に触れることで、「耳で聞いて分かりやすい話」を感覚的に把握することができます。

すると、自分の話を見る目が変わっていきます。

なお、話し方教室では、直接、講師からフィードバックを得られます。

すると、「自分の話を客観的に分析する視点」が詳細に分かり、話の点検に役立ちます。

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執筆者

【執筆者】古垣博康
【プロフィール】株式会社ワクリ代表。NHK(総合、Eテレ)の番組制作や番組サイト編集に携わりながら、話し方団体で講師を務める。現在は話し方講師、スピーチライター、認知行動療法&産業カウンセラー。
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